2013年6月4日火曜日

賃金削減交渉 決裂

3日、宮城県知事と賃金削減にかかる
最終交渉が行われました。
宮教組から88名、高教組27名、県職組20名、
計135名の大交渉団になりました。
今回も、分会の皆さんからいただいた、
知事へのメッセージを最前列に貼り出して行いました。













知事から回答をもらう前に、現場からの訴えを聞いてもらいました。
女川中の殿村さん、荒浜中の森さんです。
それぞれ、被災地・被災校の現状を赤裸々に訴えていただきました。

























そのあとに、知事から再提示がありました。













内容は、12月のボーナスと、各種手当へのはね返りに関して
削減の対象から撤回するというものでした。
これは、私たちの要求への一定の歩み寄りということで、
受け入れ、評価しました。

しかし、私たちの要求はあくまでも月例給の削減撤回です。
高橋委員長も、知事と三者共闘で、意見の一致している点は
10もあることを強く訴え、国言いなりにならないよう求めました。
しかし、知事は地方交付税法が通ってしまい、どうすることもできない
の一点張りで、考えを変えません。

そこで、撤回ができないのなら、せめて削減率を見直しすること、
行政職三級の削減率を4.77にすること、
常勤講師の削減をなくすこと、の三つを要求しました。
この間、事務職員への訴えのFAX速報を発行していた
渡辺事務職員部長からも、せめて若年層の削減率を
下げてほしいと強く訴えがありました。













しかし、どれも受け入れてはもらえませんでした。
会場からは、怒りと落胆の声が上がりました。
そのため、問題は国の政策で、その政策には
納得できないという意味をもたせるためにも、
「交渉決裂」という形をとりました。

でも、ボーナスと手当へのはね返りの削減を
撤回させたことは大きな前進です。
34億円を取り返したことになります。

今後、また同じような事態が起きた場合は、
しっかり反対の意思を表示し、撤回する努力をするよう
知事に強くもとめて、知事へのメッセージを渡して
5時15分から始まった交渉は11時半に終了しました。













参加してくださった皆さん、本当にお疲れ様でした。
署名やメッセージを送ってくださった皆さん、
ありがとうございました。再提示の大きな力になりました。












0 件のコメント:

コメントを投稿