2013年11月18日月曜日

教育長校長・課長交渉

今日は、交渉の大詰め、教育長交渉が行われました。

今回、特に期待したのは、臨時教職員の給与頭打ち解消です。
賃金・退職金削減反対交渉の時に、
代償として知事に要求した項目にも入っていたからです。
各分会で署名に取り組み、交渉の冒頭に
高教組と合わせて3370筆の署名を教育長に渡しました。














しかし、残念ながら、この場での明確な解消案は出されず、
引き続き財政課と検討する、という回答のみでした。
これには本当にがっかりしました。













在校時間記録から分かった異常な超過勤務の実態に対しても、
健康管理対策しか考えておらず、業務分担やICT化で対応して、
という、現場教員から見るとまるっきり的外れな回答。
被災地の統合校からも現状を訴えましたが、
加配について国に要求する、の一点張り。













35人学級の実現も、統合加配の連続配置も、給与頭打ちのことも、
県の財政力は17位で東北の他の県よりもずっと上位なのに
「財政的に厳しい」のリピート。東北で、1番遅れているのに!
いえ、全国の中でも、ずいぶん遅れています。
ほとんど手応えのない回答で終始しました。


続いて、各課長交渉。まず高教組が行い、次に宮教組の順で。
高教組が持ち帰り仕事の把握について教職員課長に要求したとき、
課長が休特法の限定4項目の件を取り上げて
訳のわからない返答をしたので、委員長も最初にそこにかみつきました。
教職員調整額の4%は超過勤務平均8時間時代のことで
現状と全然合わないのに、超過勤務も持ち帰り仕事も放置するのは
任命権者としてコンプライアンスに反することではないのか、
と怒りをこめて追及しました。














やり取りをする中で、いくつかの成果がありました。
「接続型再任用」の短時間勤務希望書の任用については、
「勉強の場を設ける」と約束させました。
事務の共同化について、「集中型」は一方的に導入しないと確認しました。
年休の9月切り替えについては、
他県の情報を得て検討すると返答させました。
教務主任・主幹教諭は専科担当である、ということを確認しました。


最後に、今年の春に行われた新高校入試制度を取り上げました。
県は、保護者などの意識調査もし、説明会など時間をかけて
検討したので、このまま定着を図る、と回答しました。
そこで、中学校現場から問題点を報告してもらいました。
残念ながら時間が無くなり、やり取りすることはできませんでしたが、
15の春を泣かせた大変な状況だったことは伝えられました。













参加した皆さん、本当にお疲れ様でした。

















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