2013年12月14日土曜日

戦争体験を聞く会

14日、フォレスト仙台で、仙台支部女性部と
仙台の子どもと教育をともに考える市民の会共催で
「戦争体験を聞く会~つなごでいこう、平和へのバトン」
が行われました。

つらい戦争の体験を話してくださったのは、
写真家でみやぎ憲法九条の会代表の後藤東陽さんと、
宮城教育大学名誉教授で宮城教育文化研究センター代表の
中森史郎さんです。

忠君愛国、天皇陛下万歳、非国民…
そんなことばの抑圧の中で少年時代を過ごした東陽さんは
なかなか受け入れられずに自殺未遂を起こしたこと、
辛い体験談を聞かされたことなどを涙ながらに話されました。















対照的に、少年飛行兵を志願した中森先生。
特攻隊として攻める直前までいったそうです。
若者が自ら志願して特攻兵として4000人も死んだのは、
修身を筆頭とした教育の影響が大きかったからだと話されました。















お二人の体験談の後、みやぎ紫金草合唱団が、
東陽さんの体験などを合唱にした「おじいさんから孫たちへ」
の中から、2曲披露してくださいました。
力強い歌声が会場に響き渡り、大きな拍手が沸き起こりました。















後半は、対談形式で、お二人の思いなどを伺いました。
最後に参加者へのメッセージをいただきました。
中森さんからは、「どうして?」と追求することが大事、
一緒に物事の本質を考え合うのが教師の仕事である。
東陽さんからは、自己中心のもったいない生き方をしない、
常に地球や人類全体を考え(横)、200年単位で考える(縦)。
という、素敵なメッセージをいただきました。
まだまだこれからのご活躍も楽しみなお二人です。

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